• 発展途上国の経済成長が目覚しい21世紀も世界は多くの問題を抱えています。環境破壊、子どもたちの教育・医療・労働問題……。全ての問題のその根底にあるのが構造的な貧困です。貧困から抜け出せないことで問題が連鎖し開発途上国のなかの貧しい人たちを、より非常に深刻な状況に追いこんでいます。

    そんな貧困問題に対して、先進国に暮す私たちは「遠い世界のこと」と無関心になりがちです。でもその無関心こそが貧困問題を蔓延させてしまいます。ひとりひとりが同じ人間として、たまたま恵まれた環境に生まれてきたことに感謝し、何が起きているかに関心をもち、できることから取り組めたら世界は変わります。以前はボランティアなんて、ちょっと照れる・・とシャイ気味だった日本でも最近、若い世代からシニア世代まで、そんな前向きなムーブメントが起きてきました。仕事として問題に取り組むことも出来ますし、ボランティアとして取り組むこともできます。そして、日本にいても海外でも世界の問題に対してできることはたくさんあります。ここでは特に、海外でボランティアすることについて、どんな方法があるのかを具体的に紹介します。

    ■民間機関による海外ボランティア

    多くのNPO(非営利活動法人)がスタディツアーを定期的に行っているほか、最近では旅行会社や留学手配会社が初心者でも参加しやすい短期の海外ボランティアプログラムを運営したり手配したりしています。

    アジアの孤児院で子どもの世話をしたり、日本語を教えたり、植林や動物保護などの自然環境保護活動のお手伝いをしたりと、プログラムはさまざまです。

    海外ボランティアプログラムのプログラム一覧はこちら

     

     

     

    ■日本政府が提供する、海外ボランティア

    国際協力機構(JICA(ジャイカ))による、青年海外協力隊

    青年海外協力隊とは、日本政府による人の顔が見える開発援助の実行機関である国際協力機構(JICA)が実施する事業のひとつです。技術、知識、そして経験を発展途上国の人々のために活かしたいと考える青年を、原則2年間海外へ派遣します。

    協力分野は、教育文化、農林水産、保守操作、土木建築、保健衛生、加工、スポーツ、計画・行政部門と多岐にわたり、100種以上の職種に細分化されています。具体的には、例えば「子供たちに柔道を教える」「工場や工事現場での技術指導を行う」「研究所で研究開発に携わる」「語学を教える」などがあり、手に職があるほうが選ばれやすいのが特徴です。手に職がなくても地域開発計画など、アイディアとコミュニケーション能力を生かせるポジションはありますが、人気なので競争率が高い傾向にあります。青年海外協力隊への応募資格は20歳から39歳までの日本国籍を持つ男女。募集は春と秋の毎年2回行われています。活動の種類は毎回1200種類前後と多岐にわたります。

    詳しい情報はJICA公式ホームページへ 

    国際協力機構(JICA(ジャイカ))による、シニア海外協力隊

    シニア海外ボランティアは、日本経済を支えてきたシニア層が、その豊かな知識や技術を生かして、開発途上国の問題解決に取り組んでいるJICAのボランティア派遣事業です。1990年にはじまり、これまでに54の国々に、2,724名が派遣されました。現在も734名が活動しています。(2006131日現在)ボランティアであるため給料や報酬はありませんが、現地での生活費や、帰国後に役立てるための国内積立金(国内積立金を受けるには、無給休職または無職の状態で参加することなどの条件アリ)が支給される有償の活動です。参加可能な年齢は40歳から69歳までで、平均年齢は約58歳。(2003年度に派遣された方々の合格時点の平均年齢)参加者の中心はシニア世代なのです。特に近年では定年退職後に、自分が培った知識や技術を発揮する、第2の人生を謳歌するステージとして参加する方が多いそうです。

    詳しい情報はJICAの公式ホームページをチェック 

     

  • ボランティア

    ボランティア

    日本語教師、難民の支援、環境保護など、私たちが貢献できることは世界中にある。
    1週間から大歓迎という団体から3カ月は続ける覚悟が必要という本格的なものまで多くのプログラムが存在する。
    世界各国から集まったボランティアとの交流し、協力し合う体験は、一生の思い出になるだけでなく語学力アップにも有効だろう。